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子ども会の存在意義とは。

今年度、地域の子ども会の役員が当たっていまして。
8人いる役員のうち4役は大役でそのうちの書記を務めさせて頂いております。

自分も子どもの頃は子ども会に入っていましたので、
当然のように1年生から桃太郎を入会させていました。

『入るのは当たり前』と思ってなんの疑いもなかったんです。

当然、いずれは大役にしろ、小さな役にしろなにかしらの役員が当たるだろうことも覚悟しておりました。

しかし・・・・。




この何年かの間に、

役員決めの時に大きな役のくじを引いた後で子どもを子ども会から抜けさせる親が増え、

また、理由は様々ですが、途中退会する人も年々増加してきました。

役員の大変さを噂に聞くのか、初めから入会させない方や、

上の子の時は入っていたのに下の子は入会させない方も、増えてきました。

自分が子どもの頃は、周りに入会しない子など存在しなかったので少し驚きました。

他地区では、少子化に伴い、子ども会の合併や消失なども聞きますが。

私の住む町内会では120人を超える子どもが在籍し、たった8人の役員で子どもたちと活動します。

また仕事は多岐にわたり。

子ども会独自の行事だけでなく、地域の行事、地域の祭りへの参加なども多くあります。

その場合も役員が色々な役を務めるわけですが、

地域行事の場合は未入会の子どもたちも参加できるわけで、

10人以上の未入会者がいる我が地域では、

役員をやったものが損をする。やらなかった人は逃げ得になる。

のような状況もつづいており、それもまた退会者を増やすのを助長しているように感じます。


未入会者の割合が1割に上るというのは全国的に見て高い割合なのか、少ない方と言えるのかは分かりませんが。



さて、昨秋に今年度の役員が決定し、2月からすでに活動は始まっていました。

役員になって初めて分かったことですが、

(子ども会の役員は大変とは耳にしていましたが)

正直言って、想像を絶する大変さです^^;

(今になって、歴代の役員さん方に感謝の念が湧いてくるのは時すでに遅し!)

これでも、今年度のメンバーは顔見知りのお母さんたちが多いので、

人間関係的にはかなりやりやすい方だとは思うのですが、

「それでも、大変だ!」というのが私の実感です。


そして、いくつかのイベントを終わってみて感じることですが、

これだけ大変な思いをして、打ち合わせや会合を重ねてイベントを行っているにも関わらず、

子ども会の求心力がものすごく落ちているということです。


我が子もそうですが、低学年のうちはまだしも、

高学年になって、子ども会のイベントが楽しいと言ったことはありません。

好きな習い事と子ども会のイベントが重なれば、迷わず習い事の方を選びます(*_*;


それは分かっていたので、私も他の役員さんもイベントが楽しくなるように、

今年度こそは・・・と、知恵を絞ってアイデアの限りを尽くしたのですが、

限られた予算の中で出来ること、また、変えられること、は少なく。

また、1年生から6年生までが楽しめる内容となると、

時間、場所、予算、人的問題などに阻まれて思い切ったことが出来ないというのが現状です。


結果、楽しんでくれた子もいるにはいましたが、

我が子は『別に・・・。』という返事で、例年より特別に楽しかったという印象は無いようでした。


今の子は、家に帰れば、ゲーム、テレビ、と楽しいことは山のようにあるし、

安価なものでは自治体主催のイベントや、ショッピングモール。

また遊園地、スポーツ観戦、旅行、キャンプなど、お金を出せば楽しいことはたくさんあって、

実際にそのことを知っていますし、

私たちが子どもの頃に比べてそういうところに出かける機会も増えているような気がします。



大人たちが無い知恵絞って考えた手作り感満載のイベントより、そっちのほうがよっぽど楽しいのです。


また、オトナにはオトナ側の事情もあります。

今年度の役員さんもそうですが、ほとんどの方が仕事を持たれていて、

私のように専業主婦だと言う人は少数派。

しかも、家計を支えてガッツリ働いている人の方が多いのです。



土日もなく仕事をしているお母さんも数人いらして、本当に頭が下がる思いです。

ですが、この働き方の多様化も、色々な影響を与えます。

まず、役員の打ち合わせをする日にちを決定するだけで一苦労です。

時間の制約も多く、満足に打ち合わせもできません。

話し合いはメールやラインでの話し合いになります。


役員になって初めて、子ども会と言うのは、そもそも、どういう趣旨で設立されたのか、ネットで調べて見ました。

すると、

『子どもたちが、自分たちで考えて行動するというのが元々の基本姿勢で、

リーダーを決めてその子らを中心に子どもたちが企画、運営し、

大人はそれを見守る助ける。』


・・・というのが本来の姿らしいのです。


しかし、そのような姿はわが子ども会では、ほぼ見られません。


まず、オトナを集合させるのも難しい中、今時の忙しい子どもたちをいつ集めるのか?

平日は授業数も多く、帰宅は16時半過ぎ。大抵の子が、週に何日かは塾など何かしらの習い事をしています。

土日も男子はスポーツの習い事、試合、遠征などで埋まり、

女子も、ダンスやバレエ、ピアノの発表会といった具合で、全員が集まる日などありません。


また、(たぶんですが)子どもに話し合いをさせても埒が明かないのでしょう、

結局、大人がほとんどのことを決めてしまっているのが現状です。


しかもその内容がお粗末なので、

子どもからはそっぽを向かれています。


別に手を抜いているわけではありません、必死にできることを考えているのですが、

他の様々な魅力に勝てないのです。


我が街の子ども会は創立して60年を越えたところだそうです。

60年前と言えば、桃太郎の祖父母が子どもだった頃。

当時とは、いえ、私が子どもだった頃を思い出しても、

子どもを取り巻く環境も、大人の置かれている環境も随分と様変わりをしてしまいました。


前から薄々感じてはいましたが、今回、役員をやってみて思うことは、

子ども会の存在意義がまったく感じられないということです。

子どもは楽しくない。大人は役員が負担。

会費は年間1500円かかる。(我が街の場合)

これでは、会費もさることながら、

自治体から出ている補助金、町内会から出ている助成金の無駄遣いとしか言えません。


まさに『誰得?!』ってヤツです^^;



今年度の活動は始まってたったの数ヶ月しか経っていませんが、

会員は100名以上いますが、

個人的には『もう解散した方がいいんじゃないか?』とさえ思えてしまいます。

もちろん今年度の役員は、一生懸命務めさせて頂く覚悟ですが。

今後のことを思うと、『子ども会そのものが必要ないんじゃないかな?』と思いますね^^;

まあ、子ども会連絡協議会が存在するので現実にはこれだけの人数の会員がいての解散は無理だとは思いますけどね^^;



さて余談ですが、時々桃太郎を参加させている

『アルプス子ども会』ですが、

こちらは、その『子ども会』の「理念」を忠実に再現し運用している珍しい団体ではないかと思います。

(もちろん、それなりの費用を払って参加させるので運営も可能なのかもしれませんが。)


私たちの単位子ども会には、まず理念自体が伝わっていないですし、

役員としてのスキルもありません。

他地区はどうか知りませんが、我が街では、中学生は子ども会に入りません。

部活や勉強に差し支えるというのが理由です。

また、役員も年度ごとに丸替えになるのも経験が受け継がれない原因だと思います。

半数ずつの交代にするなどすれば良いのですが、

それはそれで、また役員の負担増に繋がるので100人近い人数のお母さんから了解をもうのも難しいでしょうね。

こちらは田舎なので、昔は町内会の役員はじじばばが、

子ども会はパパママがと役割分担もされていましたが、

今は新興住宅やマンションも増えて核家族世帯の方が数が多い我が地域です。

町内会の役員、社寺の役員、等々・・・様々な役員も容赦なく降りかかってきます。

中には幼稚園PTA、班長、区会議員、社寺係、小学校PTA、子ども会役員、が、

6年間連続で回ってきたというご家庭もありました。


我が家は同居ですので、地域の役は両親が受けてくれています。

ですので、子ども会一つくらいでぼやいていてはいけないのですが・・・

なにより『割に合わない』というのがこの沸々と湧いてくる愚痴の原因です^^;

どんなに大変でも、自分の時間がなくなっても、

子どもたちが心から楽しんでくれているのであれば、頑張った甲斐もあるのですが。

そうでないので、まったく報われないです。

そして、初めに書いたような「逃げ得」が存在すること。

美味しいところだけ持って行く人がいる・・・

この不公平感ですかねぇ。

かと言って、そのような人物に例えば強制的に会長などをやらせたとして、

会がうまく回っていくのかと言ったら、それはまた疑問が出て来る話で。

子ども会って難しいですね・・・^^;
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Keyword : 子ども会

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一人息子の桃太郎は、この春ついに幼稚園の年長さんになりました。
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追記≫2011年の春。小学1年生になりました♪
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