お金をかけないで幼児教育したい! 落し物
桃太郎、駐在所へ行く!
2015-06-10 Wed 09:28
桃太郎10歳。

なにやら最近、屁理屈も多くなり、扱いづらくなってきていますが。

そんな、屁理屈の応酬も日々の成長の証さっ!

前向きに受け止めている、さくらのはっぱです(笑)

たまには、事実をグッサリ&バッサリ指摘されて、

ガックリ肩を落とすこともありますが^^;


さて、そんな桃太郎に、新たな社会勉強の機会がやってきました!

『通学路で、免許証を拾った!』

と、大騒ぎで帰ってきました。

『急いで警察に届けないと!!』

ハイハイ・・・^^;

落とした方もさぞお困りでしょう。

若そうなお兄さん、拾った場所と、免許の種類からしてトラックの運ちゃんかなにかでしょうか。

(イメージです^^;)

さて、昔は近所にあった駐在所も、淘汰されて少なくなっているので、車を出すことにしました。




駐在所の駐車場に車を停めると・・・

もっのすごい勢いで車を降りて駐在所に入っていく桃太郎^^;

遅れて、入っていくと、

「お母さんですか?」と聞かれた。ハイそうです^^;

中に居たのは、おじいちゃんみたいな事務職っぽいおじさんと、

フル装備のいかにも警官です!って感じのお兄さん。


対応してくれたのは、おじいちゃんぽい方のお巡りさん。

警察の人っていうオーラがまるでない好々爺^^;




今回は拾ったのが桃太郎ということで、

桃太郎が受け答えをしないといけない。

好々爺のお巡りさんも、この子に色々教えないといけないと意気込んだのか、

何年生?と聞いてくる。

「5年生です。」と丁寧に答える桃太郎。

5年生をどうとらえたのか分からないけれど^^;

ちょっとばかし長い(回りくどい?)説明が始まった^^;

『こういうね、免許証とか、お財布とかね、拾ったら届ける。

拾得物って言うんだけどー。

今回は免許証だから、名前も住所もここに書いてあるから、

ここから電話番号を調べて、連絡して、取りに来てもらいます。』


『それで、拾った人にも、色々聞かなくちゃいけない。

で、コレね書類に書かないといけない。いいね?』


「はい。」神妙に答える桃太郎。

言葉の意味は半分くらいわかってない気がする^^;

『じゃあ、名前は?』

「桜野桃太郎です。」

『住所は?』

私の顔を不安そうに見ながら

「えーと、○○郡□□町△△5の・・・」

『五丁目ですね?』と私の顔を見る、好々爺。

はいそうです。と私が答える。

「226です。」と、桃太郎。

『電話番号は?』

「えーと、0×××の○○の1234・・・だよね?お母さん。」

またもや不安げな顔。付き添って来て良かった^^;

ここで、拾った免許証を持って奥へ引っ込んでいた若い警官が戻ってきて、

「届け、出てました。10時から13時で。川沿いだそうです。」

好々爺がこちらを向き直ると、

『あ、落とした人がね、先に届けを出してたみたいです。』

『じゃあね、これ書いたらね、落とした人に取りに来てもらうから。ね。』

「はい。」

『えーと、拾った場所はどこかな?』ゼンリンの地図を広げる。



ちょっと地図の見方に戸惑った様子の桃太郎だったけど。

「学校どこですか?えーと学校・・・」

で、学校を見つけると、通学路をたどって、

「ここら辺です。」と指を差す。

大きな地図で確認。

たまたま地図の境目だったので、18ページと15ページを行ったり来たりしてたけど、分かったみたい。

『拾った時間は?』

「えーと。」口ごもり私の顔を見る桃太郎。

私が後を引き受ける

「40分には家に居たので、たぶん、3時半位ですね。」

好々爺、書類に場所や状況などを書き込んでいる模様。

何を書いているのか、桃太郎に『学校はどこ?』

「○△小学校です。」

書類を一通り書き終わると、

『えーとね。拾ったものを届けるとね、お金だったら1割とか、お礼をもらう権利があります。』

『それから、6ヶ月経っても持ち主が現れない場合は、所有権が移動して、拾った人の物になります。』

『あ、希望すればの話だけどね。』

『それでー。今回は拾ったのが免許証なので、まあ、1割とかそういう性質のものじゃないから、お礼はもらえません。』

『それからー。所有権もこれね、免許証だから、写真とか、住所とかあるから、個人情報だからね。欲しいですって言ってももらえません。』


桃太郎、「ハイ。」と返事はするものの、ぽかーん。^^;

『まあね、どっちにしても今回はアレだ、落とした人から届けが出てるからね。』

『っていうことで、権利放棄するってことで良いですか?お母さん。』


「ハイ。」
そんなつもりで届けてないし^^;

ここで、好々爺、若い警官と話し出す。

『未成年の場合は、権利放棄の署名いらないよなー?』

「いや、要ると思います。」

『そうかー?未成年はなしでいいって前に言ってたけどなー。保護者に署名してもらうのか?』
(私が付き添ってなかったらどうするつもりなんだ?)とか思いながら聞いていた。

本署につながってるらしい電話の受話器を取り上げ確認。

どうやら、字が書ける年齢の場合は署名が必要らしい。

というわけで、

書類の権利放棄の文章中で、該当しないものを定規で消して(これも本人がやる。)

署名する。

私が、「落とした人が免許証を取りに来なくても、僕はいりません、お礼も要りませんっていう意味だよ?わかる?」と言うと、

「わかった。」との返事。

『お母さん、お礼の電話くらいは要りますか?』

「いえいえ、いいですいいです。」
(いついるかもわからないし、電話は2コールで留守電になっちゃうし。
そもそも、そんなこと期待して届けてないし。桃太郎も私も。)

『だよね。最近は個人情報の問題もあるから、知らない人に個人情報を教えるのは嫌だとか言って、お礼を拒否する人が多いんだよ。その方がいいと思うよ。』

そういう時代かぁ・・・・。
それもなんだかセツナイような。

最後に複写になった書類の控えをもらうんだけれど、

『これは、君の控えです。もし、拾ったのが財布だったり、お金だった時は、6ヶ月持ち主が現れなかった時に、この書類が僕が拾った人ですよっていう証明になって、受け取れるから、大事にしまっておかないといけない。』
『だけど、今回は免許証だし、受け取れないものだから、この書類はもう必要ないです。』

『だから、この種類は家に帰ったら、細かくして捨ててください。名前とか住所とか、個人情報が書いてあるからね。(笑)』


「ハイ。」と言って、神妙に書類を受け取る。

『じゃあ、免許証はこの人に連絡してここへ取りに来てもらうからね。』

「ハイ。」

『もういいですよ。お疲れ様でした。』

ようやく、任務完了です。



さて、私が少し感じたこと。

拾ったものを届けても、お巡りさんからは

ありがとうとか、よく届けてくれたね。とか、

そういう言葉はないんですね。

お巡りさん、特に対応してくれた好々爺は、

優しくて、感じが良くて、

たぶん、桃太郎は半分も意味が分かってなかったと思うけど、

一生懸命、初めての経験であろう桃太郎を前に、

丁寧に色んなことを教えようとしてくれました。

その気持ちはとてもありがたいなと思いました。

実際良い経験になったと思うし。


でも、最後まで拾って届けたことに対する、褒め言葉はなかったですね。

もちろん、困っているのはお巡りさんたち本人じゃないから当たり前かもしれないし、

今回はすぐに落とし主が見つかるようなものだったからいいけど、

場合によっては落とし主が出てこない可能性もあるから?

なのかなぁ?

一言あるだけで、また何か拾ったら届けようって気になるんじゃないかなぁ・・・?


だからフォローってわけではないけど、

帰りの車で桃太郎に話しました。


『免許証ってすっごく大事なものなんだ。悪い人に拾われると、勝手にお金を借りられちゃったりすることもあるんだよ。

自分が借りてないのに、免許証の人が借りたことになって、自分は借りてないのに、貸した人から「お金返して!」って言われたり

するんだよ。だから、悪い人じゃなくて、桃太郎に拾ってもらって、落とした人すっごくホッとしてると思うよ!良いことしたね♪』


何の得にもならなくても、困っている人を助けることが出来る。

そんな子に育っていってる。

そう、信じています(*^^*)
関連記事
別窓 | 10歳の桃太郎 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
| お金をかけないで幼児教育したい! |